
さぽうと21が、パシフィックフィルハーモニア東京と協働し、経済的困難などの理由により芸術に触れる機会が限られている子どもたちを主な対象として、プロのオーケストラメンバーによる音楽と食を提供するプロジェクト「こども音楽食堂」を、5月5日(火・祝)の“こどもの日”に正式に始動した。
なお、プロジェクトの実施にあたり、シルバーバックス・プリンシパルより多額の活動資金がさぽうと21に寄付された。
「こども音楽食堂」の取り組み・活動について
34年以上にわたり、難民をはじめとする外国ルーツの人々の自立支援に取り組んできたさぽうと21の支援ノウハウと、オーケストラの芸術性を融合させ、多くの子どもたちの心身にプラスとなる機会を届けることを目的としている「こども音楽食堂」。
「すでに運営している各地域のこども食堂や保育園、幼稚園などに、若干名のプロの器楽演奏者と、食事またはおやつを無償で提供(10カ所/月)」「地域コミュニティの少し広いスペースでのミニコンサート開催(2回/月)」「約35人編成のオーケストラを無償で派遣(4回/年)」「広報や募金活動に力を注ぐ」「SDGsの達成にも資する活動を継続する」といった活動に取り組んでいく。
さらに、「経済的に困難な状況にある子どもたちの未来につながるような音楽と食に関するアイデアを、多くの人々から寄せてもらう」「さぽうと21として募金に向けた広報活動の整備を行う」「『こども音楽食堂』の実施に向け発起人を選定し、より多くの賛同者・協力者を募る」といった活動も予定。
さぽうと21は今後とも、「こども音楽食堂」の継続的な活動につながるよう努め、さぽうと21の従来の活動についても関心を持ってもらえるよう、広報活動に努めていくとしている。
「こども音楽食堂」の試演コンサート

試演コンサートの様子

試演コンサートの様子
3月7日(土)に行われた「こども音楽食堂」試演コンサートには、さぽうと21で日ごろ学んでいるミャンマーやウクライナ出身の学習支援生(主に小学生)など数十名をはじめ、生活支援生(大学生)、教員、家族など、約60名が参加。

試演コンサートの様子
同コンサートは、朝日新聞や産経新聞、テレビ東京にて報道され、広報が直前となったにもかかわらず、終了後の説明会には、自治体関係者、各地の文化施設・ホール、大企業系財団等から7団体・約15名が参加し、関心の高さがうかがわれた。
夏休みシーズンに「こども音楽食堂」開催
また、7月24日(金)~26日(日)には、東京・神宮前の、文化と創造力が交差するプレゼンテーションステージ「WITH HARAJUKU」にて、パシフィックフィルハーモニア東京との共催による「こども音楽食堂 ~Supported by WITH HARAJUKU~」を開催。オーケストラの生演奏が、夏休みシーズンの「WITH HARAJUKU」を豊かな音色で彩る。
「こども音楽食堂」の今後の活動に関しては、さぽうと21ウェブサイトにて順次公開されるのでチェックしてみよう。
さぽうと21とパシフィックフィルハーモニア東京
「こども音楽食堂」に取り組むさぽうと21は、日本に定住するインドシナ難民、条約難民、中国帰国者、日系定住者及びその子弟などの自立を支援する団体。1992年に社会福祉法人として設立された。
パシフィックフィルハーモニア東京は、1990年設立され、飯森範親音楽監督のもと、クラシックを軸にオペラ、バレエ、さらにはアニメやゲーム音楽まで多彩なジャンルの演奏を展開。2018年からは練馬区で定期演奏会を開始した。
子どもたちに音楽を届ける活動を重視し、オーケストラならではの響きと調和の姿を伝えるべく、地域や教育現場に寄り添った地道な演奏活動を積み重ねている。
芸術に触れる機会の少ない子どもたちに、食と音楽で支援の場を。「こども音楽食堂」の取り組みや、7月に開催される「こども音楽食堂 ~Supported by WITH HARAJUKU~」をチェックしてみては。
■WITH HARAJUKU
住所:東京都渋谷区神宮前1-14-30
さぽうと21HP:https://support21.or.jp
「子ども音楽食堂」詳細:https://support21.or.jp/ouractivites/kodomo-ongaku
「子ども音楽食堂」寄付について:https://support21.or.jp/donation
※ 掲載内容は5月5日(火・祝)現時点の情報であり、「こども音楽食堂 ~Supported by WITH HARAJUKU~」の開催は変更となる場合がある。
(佐藤ゆり)